【研究】~MTBで速く走るために~ 下りのスキルの重要性

研究

こんにちは。
たつーみです。

僕の開幕戦となったCJ高島。

スキー場ベースのコースで、修行のような上り、ガレた砂利の上でのコーナリングが連続する下りがありました。

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下りは特に、シクロクロスのようなフラットコーナーが多いので

かなり嫌がる声が聞こえましたが(オーガナイザーの僕からすると褒め言葉)

そんな神経を使うコーナーをいかに速く、力を抜いて走れるかがポイントとなると考えました。

そんな下りをどう走ったらいいのか、少し研究してみることにしました。

この記事を書いた人
たつーみ

副島達海
大阪産業大学 2回生 サイクリング部
自転車と体操が大好きな大阪の大学生

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XCOはずっともがいてる?

まず簡単に考えると、XCOは約1時間のレースです。

観戦したり、動画を見ると、ずーーっともがいていたり、

全力疾走をしているように感じるのですが

1時間全力疾走は、まぁどう考えても不可能です。

100mダッシュを1時間ずっとしとけって言われても、絶対できませんよね。

下りは休憩。

では、どこで休憩しているのかというと、

そう、下りです。

下りは重力で進むので、脚を止めれるし、息も整えられます。

上りはしっかり踏んで、下りは脚を止め、休憩する。

そんなインターバルを1時間繰り返しています。

下りの練習不足

でも、MTB経験者の方ならよく分かると思いますが、

「下りも休憩できないくらいしんどい…」

いや、間違いないんです。

しかし、その原因として、やはり下りの練習不足が考えられます。

速さの基本となるのは、上りでの体力、持久力やパワーですが、

休憩となる下りが苦手で、下りで体力を消費していると

元も子も脚も無い状態になります。(誰がうまいこと言えと)

下りのスキルが速さ、持久力に繋がる!

菖蒲谷などのいかつい下りなどは特に、

下るだけで疲れるし、ミスすると大きなタイムロスになります。

そんな下りを速く、楽に走る事で

全体のラップタイム向上に繋がるということですね!

朽木屈指の難しいシングルトラックセクション。なかなか速い気がする。

日本のMTBコースの課題も

2021年に開催された東京オリンピック、

静岡県伊豆で行われたMTB XCO競技。

世界トップレベルに設定されたコースはこれまでの日本のMTBコースとは大きく違い

下りがメインのコースでした。

これまでの日本のコースは殆どが上りで基調で

下りはあってもすぐに終わり、あまり難しくない印象です。

だから、下りより上りの練習が重要に感じてしまうと考えました。

怪我をしないようにするためにも…

正直、MTBは自然と戦うスポーツであり、

怪我は当たり前のスポーツですが

やはりこれからMTBの競技者数を増やし、

生涯スポーツとして長く続けてもらうためには

怪我が多い競技では大怪我により競技ができなくなり辞めていく人や、

危ない競技だと思ってしまう人を減らすことが大切になると思います。

そのため、今の競技者全体のスキルアップが重要だと感じます。

MTBらしいコースで、MTB好きが勝てる競技に

まぁ、そりゃあめちゃくちゃ体力あって、めっちゃ上り速い人が勝つのも大切ですが、

下りがめちゃくちゃ速い人にも勝機のある様な競技にならないと、

面白くないよなーって思います。

しかし、本当に難しいコースにしてしまうと、走れる人がいなくなってしまうのが現状。

だからこそ、競技者全体のスキルアップ、

そして基礎となる練習ができる環境づくりが大切だなと思いました。

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